現場ログ工場で働く人の、転職と資格の話

玉掛け技能講習の費用・日数と、取ると何ができるか

玉掛けは、クレーンで吊る荷にワイヤーやスリングを掛け、外すまでの作業のことです。 鉄工所・製缶・建設・倉庫のように重量物を扱う現場では、 フォークリフトと並んで「まず取らせる」資格になります。

1トンで資格が分かれる

フォークリフトと同じ構造で、扱うクレーンのつり上げ荷重によって必要な資格が変わります。

工場に据わっている天井クレーンは1トン以上がほとんどなので、実務で使うのは技能講習の方です。

受講時間と費用の目安

標準は19時間・3日間。クレーン運転士免許や 移動式クレーン運転士免許などを持っていると学科の一部が免除され、15時間・2日間に短縮されます。

費用はおおむね2万円台〜3万円台。 フォークリフトよりやや安いことが多いです。 こちらも在職中なら会社負担になるケースが多い資格です。

※ 時間区分は労働安全衛生規則に基づくものです。 コース設定・料金・日程は登録教習機関ごとに違うので、申し込み前に確認してください。

「クレーンを動かせる資格」ではない

ここが誤解されやすいところです。玉掛けは荷を掛け外しする作業の資格であって、 クレーンそのものを運転する資格ではありません。 工場の天井クレーンを自分で操作するには、つり上げ荷重に応じて クレーン運転特別教育(5トン未満)や クレーン・デリック運転士免許(5トン以上)が別に必要です。

実務では玉掛け+クレーン運転をセットで持っている人が強い。 一人で荷を掛けて動かして下ろすところまで完結できるからです。 求人票でも「玉掛け・クレーン有資格者優遇」とセットで書かれます。

実技でつまずくところ

学科は講習で扱った範囲から出るので、聞いていれば通ります。 実技は3日目にやることが多く、ワイヤーの選定・合図・荷の振れ止めが見られます。 普段さわっていない人が最初に戸惑うのは合図で、 手の形と声を同時に出すのに慣れが要ります。

修了証は一生もの

技能講習なので更新はありません。全国で通用します。 現場を移っても持ち歩ける手札になるので、 在職中に取れるなら取っておくのが得です。

→ フォークリフト運転技能講習の費用・日数・受け方

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